最終更新:2020/12/14
目的
サイトゴールまで離脱されにくく、自社の採用状況に適している採用HPを作ることを目指し、【動線/見た目】と【内容】の2つの観点でポイントをお伝えします。
<本記事を閲覧すべき方>
- HRMOSの採用HPと自社のHPの連携を考えている方
- 採用ページの改善を考えている採用担当者の方
- 採用ページが優れたビジュアルにしたい採用担当者の方
- 採用ページのコンテンツをブラッシュアップしたい採用担当者の方
目次
・1. 離脱されにくい動線 / 見た目のポイント4つ
・1-1. ターゲットに関係のある情報のみを見せる
・1-2. 情報階層は3層まで
・1-3. スマホ対応している
・1-4. インフォグラフィックがある
・2. 採用HPに載せるコンテンツの考え方
・2-1. 採用活動全体の現状と課題を把握する
・2-2. 採用HPの特性をふまえて、解決したい課題を決める
・2-3. 達成したい目標を設定する
・2-4. ペルソナをつくる
・2-5. HP閲覧前後の心情を定義する
・2-6. 心情変化をおこすためには、どんな情報/コンテンツが有効か考える
・採用HPに載せるコンテンツの考え方に従って設計してみると
1. 離脱されにくい動線 / 見た目のポイント4つ
動線 / 見た目のポイント
- ターゲットに関係のある情報のみを見せる
- 情報階層は3層まで
- スマホ対応している
- インフォグラフィックがある
1-1. ターゲットに関係のある情報のみを見せる
複数の職種(ビジネス/デザイナー/エンジニアなど)を募集している場合、トップページに、職種ごとの入り口を用意して、必要な情報に迷わずアクセスできるようにしましょう。職種ごとのページでは、他の職種に関する情報は載せないことが望ましいです。
▼例
トップページには、ターゲットごとの入り口を用意しましょう。
1-2. 情報階層は3層まで
候補者が目的のページにたどり着くまでに何度もクリックしなければならず、離脱に繋がりやすくなるため、目安として3階層までとしましょう。(サイトを訪れた方が3クリック以内で、応募ページへたどり着けるようにします。)
1-3. スマホ対応している
スマホでの閲覧が増えていることから、スマホで見やすいデザインにしておくことは必須となります。
※HRMOSで作成された求人票全体のうち約3割がスマホからのアクセス(※2020年11月時点)
HRMOS採用で作られた採用HPや求人票はスマホ表示に対応しておりますが、PCの表示幅に合わせて改行や画像を入れたりすると、スマホで表示したときにバランスが崩れることがあるので注意してください。自社作成のHPの場合は、レスポンシブデザインを必ず適用させるようにしましょう。
1-4. インフォグラフィックがある
インフォグラフィックとは、データや情報などを視覚的に分かりやすく表現したものです。短い閲覧時間で情報を正しく伝えるために、候補者目線に立って情報の伝え方を工夫する必要があります。
-
インフォグラフィックで表現するものの例
- 業績成長推移
- 従業員数推移
- 男女比
- パパママ比率
- 有給取得率
■インフォグラフィックイメージ
2. 採用HPに載せるコンテンツの考え方
コンテンツ設計の流れ
1. 採用活動全体の現状と課題を把握する
2. 採用HPの特性を知まえて、解決したい課題を決める
3. 目標数値を設定する
4. ペルソナをつくる
5. HP閲覧前後の心情を定義する
6. 心情変化をおこすためには、どんな情報/コンテンツが有効か考える
2-1. 採用活動全体の現状と課題を把握する
自社の採用活動の歩留まりはどこか?選考プロセスの中で、目標数値と乖離がある箇所・通過率が低い箇所を特定し、その原因(課題)を特定します。
- 例
- 自主応募数が少なく、欲しい層からの応募がきていない。
- 自社の魅力やカルチャーが正しく発信されていない。
- 選考中の候補者に応募時の自社の印象を聞いてみるとトップダウンの営業会社のイメージを持たれていることがわかった。
📝 参考記事
歩留まりの特定には、HRMOSの応募概要レポートをご活用ください。
「応募経路や求人ごとの応募数や入社人数は何名か」「選考通過率はどれくらいか」などのデータをHRMOS採用上で閲覧する(「応募概要レポート」について知る)
2-2. 採用HPの特性をふまえて、解決したい課題を決める
採用HPのメディア特性
- 網羅的な情報提供による動機形成、印象づけ、不安払拭が可能
▼こんな候補者へのアプローチが可能
- 自社を少々認知しているが、応募をするほど意向が上がっていない/不安で躊躇してしまう候補者
- すでに選考を受けていて、会社に関する理解をより深めたい候補者
- 更新頻度を担保して、オウンドメディアとして活用(ブログやお知らせなど)するケースが増えている。
①で把握した課題の中から、採用HPで解決したい課題を決めていきます。
2-3. 達成したい目標を設定する
コンテンツの良し悪しを判断するために、目標設定し、効果をウォッチしていきましょう。
📝 参考記事
GoogleAnalyticsをHRMOS採用と連携させると、HRMOS採用で作成された採用HPや求人票のサイトの流入や滞在時間、閲覧数などを計測することができます。
HRMOS求人ページのPV数などを計測する(Googleアナリティクスとの連携)
2-4. ペルソナをつくる
ペルソナ設定とは
採用ターゲットに響くコンテンツを作るために、架空の人物を解像度高く想像すること
HPに訪れる方、もしくは訪れてほしい方のペルソナを設定します。ペルソナを決めておくことにより、HP訪問者の存在をより意識するようになるため、訪問者視点に立った意思決定を行いやすくなります。また、具体的なターゲット像が定義されることにより、適切な訴求方法やコンテンツを導き出しやすくなります。
2-5. HP閲覧前後の心情を定義する
ターゲットとなる候補者(⑤で設計したペルソナ)が採用HPを見たときに、「自社に対する認識がどのように変わって欲しいか」「どのような行動を促したいか」か考えましょう。
2-6. 心情変化をおこすためには、どんな情報/コンテンツが有効か考える
この場合必要なコンテンツは・・・
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現場で活躍している社員の紹介記事
-自らサービスを起案した社員の体験談
-チームのメンバーそれぞれが裁量を持って主体的に仕事をしていること
-日々の営業活動の中で取り入れている工夫
採用HPに載せるコンテンツの考え方に従って設計してみると
こちらは①〜⑥までの手順でコンテンツ設計を考えてみた場合のサンプルです。参考に、設計を行ってみてくださいね。
▼コンテンツ設計のサンプル